法定相続情報証明の申出をしてみた。
最初は、窓口で申出書等を提出するだけ。
そうしたら、完了予定日や注意事項等が書かれた「お知らせ」を交付された。
完了予定日は、約1週間後。
申出書は、法務局のWebサイトからダウンロード。
一覧図は、相続関係説明図を作って、記載例を参考にして調整。
一覧図だが、どうも相続関係説明図が頭にあるので、相関図な感じで作った。
しかし、そこまで細かくなくてもいいようである。
法務局から指摘されたのは、次の点だった。
被相続人(妻)が死亡したとき、既にその配偶者(夫)が死亡していた。
なので、一覧図には、その死亡した夫についても、名前、生年月日、死亡年月日も記載した。
そうしたら、その死亡した配偶者については、単に「配偶者(または夫)」とすればいい、とのことだった。
法定相続情報証明は、被相続人の相続人(つまり、生きている人)が誰か、ということ(だけ)を証明するものなので、被相続人が亡くなったときに既に亡くなっている人については、名前等の情報は不要、ということだろう。
それで、法務局の一覧図の記載例を見返したら、兄弟姉妹が相続人の場合の例だと、被相続人の父・母については、「父」・「母」としか記載されていない。
また、代襲相続の場合の例では、「被代襲者」と死亡年月日しか記載されていない。
父・母のときは死亡年月日が入っていないが、被代襲者の場合は死亡年月日が入っていて、なんだか変な感じがした。
上で書いた配偶者が既に死亡している場合もそうだが、生存していたら相続人であった者については、死んていることが分かるように、死亡年月日を書いた方がいいのかなとは思う。
相関図と一覧図を比較してみる。
父(既に死亡している)、母(被相続人)、長男A(相続人)、長女B(相続人)の場合。
相続関係説明図の場合、記載すること。
被相続人の本籍
被相続人の登記上の住所
被相続人の死亡時の住所(戸籍の附票等が取れない場合は記載できない)
被相続人であることの表示(私は「(被)」としている)、氏名、生年月日、死亡年月日
配偶者の続柄(夫)、氏名、生年月日、死亡年月日
Aについては、続柄(長男)、氏名、住所、生年月日
Bについては、続柄(長女)、住所、氏名、生年月日
それに、遺産分割協議で不動産をAが相続した場合であれば、Aのところに「(相続)とか(相)」と書き、Bのところに「(分割)」と書く。
Bが相続放棄をしていたら、Bのところに「(相続放棄)とか(放棄)」と書く。
一方、法定相続情報の一覧図の場合。
被相続人については、被相続人であることの表示、氏名、最後の住所、生年月日、死亡年月日を記載。
被相続人が亡くなったときに既に亡くなっている父については、「配偶者」とだけ表示すればいい。
相続人については、長男・長女とかではなく「子」とし、氏名・生年月日を記載すればよく、住所は任意である。
遺産分割、相続放棄があっても、それは記載しない。
法廷相続情報に関する一連の記事を参考にさせていただいております。
法務局のWebサイトから様式をダウンロードし、一覧図を作成してみました。
黄色い部分に入力すると同じ大きさのフォントで入力しても、字数によって大きさが変わってしまうのが不便だと感じました。とりあえず準備が整いましたので、申出をしてみようと思います。
ありがとうございます。
一覧図ですが(相続関係説明図も)、私は、一太郎を使って作成しています。
相続関係説明図を、一太郎、ワード、エクセルで作ってみたのですが、ああいった罫線のあるものを作成する場合、一太郎が一番作成しやすかったです。
夫婦間の二重線や親子間の線は、マウス1つで、シャーッと線が引けます。
相関図作成のためだけにでも、一太郎を持っていてもいいと思うくらいです(ATOKもついてきます)。
30日の体験版があるので、試してみてもいいと思います。
一太郎の情報ありがとうございます。今後、30日体験版を試してみたいと思います。
私は相続関係説明図はエクセルで作成していますが、確かに罫線に関しては使い勝手は良くないと感じています。
法務局のサイトにアップされたエクセル方眼紙の一覧図を見たとき、何これ…と思いましたが、同時に、こうやって作るのか…とも思いました。
エクセルやワードの場合、罫線というより、セルの線というような感じがします。
なお、私は、ジャストシステムの回し者じゃありませんので。(笑)
被相続人が亡くなっている以前の配偶者や子供や元配偶者の書き方で悩んでいた時にたどり着いたブログで、とてもわかりやすい説明で参考にさせて頂きました。すごく助かりました。ありがとうございました。
ありがとうございます。
お役に立てて何よりです。
この点、相関図と書き方が違うところのようなんですね。
「被相続人が亡くなっている以前にすでに亡くなっている配偶者や子供」の間違いです!笑