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後見制度支援預金(その3)

今年も残すところ、あと1週間。
業務的には、今週で終わり。


後見制度支援預金について(東京家庭裁判所のサイト)

支援信託と支援預金のどちらかを選ぶとなると、制度的にはそうは変わらないので、本人の状況や所持する口座、預入れる額、後見人等の事情によることになるだろう。
なので、どちらかとは言いにくいが、どちらかと言われたら、支援預金の方かなと思う。
というのも、信託契約と口座開設なら口座開設の方がいいし、取扱金融機関の数は支援預金の方が多いし、支援預金の方が最低預入額や手数料といった要件が緩やかなので。

支援預金を取扱っている金融機関は、信用金庫、信用組合、農協、銀行の一部とのこと。
立川市には、多摩信用金庫の本店及びいくつかの支店があり、ここは、支援預金を取扱っている。
また、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行が、支援預金も取扱っている(この3行は、立川市内に支店はある)。
他の銀行も取扱っているようだ。
というわけで、多摩信用金庫とメガバンクを簡単に比較してみる。


多摩信用金庫
 預入金額:1円以上
 手数料:口座管理手数料は無料、定期送金振込手数料は無料(出金、解約時に
     は通常の手数料がかかる)

みずほ銀行
 初回の最低預入額:500万円
 手数料:5,500円(初回)
     定期的な送金(スイングサービス)手数料 110円/回 
 定期送金については、「大口預金口座(支援預金の口座のこと)とは別のみずほ
 普通預金口座が必要」とあるので、他行への送金は不可なのだろう。

三菱UFJ銀行
 預入金額:1円以上
 口座開設手数料:165,000円
 定期送金については、「支援預金と同一名義の当行口座に限る」とあるので、
 他行への
送金は不可なのだろう。


三井住友銀行
 取扱店舗:東日本;横浜支店、日本橋支店、新宿支店
      西日本;神戸営業所、梅田支店、難波支店
 預入れ:1円以上
 (手数料等はWeb上では不明)

キャッシュカードは発行されない、というのは全てに共通しているようだ。

この4つの金融機関からどれを選ぶかといえば、私だったら、多摩信用金庫を選ぶかな。


その他、支援預金を取扱っている立川市内に支店がある主な金融機関。
山梨中央銀行
東京スター銀行
西武信用金庫
青梅信用金庫
東京みどり農業協同組合



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