キャシャーン無用の街
新造人間キャシャーンがGYAO!で公開されているので、見ている。
前にも見たことがあるので、何回目かの視聴となるのだが。
先日は、第14話「キャシャーン無用の街」だった。
この話、結構印象に残っている。
アンドロ軍団が、ハテナイ市に侵攻。
市長は、戦っても勝てる相手ではない、服従しかない、人間としての誇りを捨てれば平和が約束される、人間の命ほど大切なものはないと、戦わないで服従をすることを決めた。
そんな市長に抗議し、戦うべきと主張するキャシャーンだが、受け入れられず。
市長は、議会を使い、市民に服従を強制。
その結果、アンドロ軍団は、人間を椅子にして座ることから始まり、市民を奴隷にした。
そんな服従を強いられた市民が、市長に抗議をするが、それでも市長は、アンドロ軍団が去るまで我慢してくれ、戦っても勝てる相手ではない、この苦しみに耐えてこそ真の平和を勝ち取れると言う。
そんな様子を見て我慢できないキャシャーンは、市長に会い、考え直すように言うが、それでも市長は考えを曲げない。
出て行けと、キャシャーンに銃を向ける市長。
キャシャーン:「平和のために苦しめばいい」
市長:「君も、戦うたびに苦しめばいい」
結局、アンドロ軍団は、街を破壊し、市民を虐殺し、市長も殺された。
今際に、市長は、「(破壊された街を見て)これが私が作った平和か。今でも自分が正しいと思っている。君に銃を向けたことは後悔している。平和を。」と言って亡くなった。
この市長のような発言や考え方、現実世界で、いつかどこかで聞いたことがあるな…と。
キャシャーンは、1973年10月〜1974年6月の放映とのことなので、その時代背景を反映しているのでしょうか。
そのアンチテーゼなのでしょうか。
ちなみに、AIの話になったとき、「キャシャーン」のことを話したら、一緒にいた人は、キャシャーンを知らなかった。
世代が違うんだね。
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